世田谷線で暮らす。松陰神社前・上町・宮の坂・山下の歩ける距離
世田谷線は三軒茶屋と下高井戸を結ぶ10駅の路線です。駅と駅の間が短く、隣の駅まで歩けてしまうため、駅徒歩何分で住む場所を決める意味が薄い沿線です。駅ごとの性格と、物件を探すときの見方をまとめました。
世田谷線は、三軒茶屋と下高井戸を結ぶ10駅の路線です。全線で5kmほど、2両編成の電車が短い間隔で走ります。駅と駅の間が短く、隣の駅まで歩けてしまうので、「○○駅徒歩○分」で住む場所を決める意味が薄いのがこの沿線の特徴です。
株式会社BATONの店舗は、世田谷線の宮の坂駅から歩ける世田谷区宮坂にあります。毎日この沿線を歩いている立場から、駅ごとの性格と物件の見方を書きます。
10駅が、歩いて回れる距離に並んでいる
三軒茶屋・西太子堂・若林・松陰神社前・世田谷・上町・宮の坂・山下・松原・下高井戸の10駅です。運賃は全線均一で、どこまで乗っても同じです。
ですから物件を探すときは、駅をひとつに決めるより、沿線をひとつの面として見たほうが候補が増えます。 住んでから使う駅が、申し込んだときに想定した駅と変わることもよくあります。
若林では、環七を信号で渡る
若林駅のそばで、世田谷線は環状七号線を横切ります。ここには遮断機がなく、電車が道路の信号に従って渡ります。 全国でも珍しい造りです。
この一か所に、沿線の性格が出ています。生活道路と電車の距離が近く、踏切と線路沿いの家が多いです。線路際の物件は家賃が抑えめになりますが、音と振動は内見で確かめてください。
松陰神社前・世田谷・上町。区役所とボロ市の一帯
松陰神社前には松陰神社があり、駅前から商店街が伸びています。個人店が残っていて、生活の密度が高い一帯です。
上町と世田谷の周りには、世田谷区役所と大場代官屋敷があります。ボロ市は12月15日・16日と1月15日・16日に、代官屋敷前のボロ市通りで開かれます。 400年以上続く市で、東京都の無形民俗文化財に指定されています。この2日間は、道が歩けないほど混みます。
区役所が徒歩圏にあることは、住む分には地味な利点です。相続や売却では住民票・戸籍・固定資産税の証明を何度も取りますので、窓口が近いと動きが軽くなります(世田谷区で不動産のことを相談できる窓口)。
宮の坂・山下。小田急線に乗り換えられる
山下駅は、小田急線の豪徳寺駅と乗り換えられます。ここから新宿まで出られるため、山下と宮の坂は世田谷線の中でも都心へ動きやすい駅です。
宮の坂駅のそばには世田谷八幡宮と豪徳寺があり、駅の横には旧江ノ電の車両が保存されています。経堂駅まで歩ける範囲でもあり、買い物は経堂で済ませる方が多いです(経堂で暮らすということ、梅ヶ丘・羽根木で暮らす)。
松原・下高井戸。京王線に乗り換えられる
下高井戸では京王線に乗り換えられます。駅前に市場と商店街があり、日本大学文理学部が近いため学生向けの店が並びます。明大前まで出れば井の頭線にも乗れます(京王線で世田谷に住むという選び方)。
どんな物件があるか
2つの路線が使える駅は、家賃が上がります。三軒茶屋・山下・下高井戸がそれにあたります(三軒茶屋・駒沢大学で暮らす)。
駅と駅の間の住宅街には、木造2階建てのアパートと戸建てが多いです。同じ予算で広さを取りたい方には向きます。一方で道が狭く、車の出入りが難しい区画があります。 車をお持ちの方は、駐車場の位置と道幅を地図ではなく現地で見てください。相場の見方は世田谷区の家賃相場はどう見るかにまとめました。
この沿線で家や土地を売るとき
世田谷線沿いは、戦前から家が建っている一帯です。区画が細かく分かれていて、幅4m未満の道に接する敷地が多く残ります。建て替えのときに敷地を後退させる必要があり、価格にも響きます(世田谷の細い道と再建築不可)。
一方で、駅の数が多いため、多くの敷地が駅から徒歩10分の圏内に入ります。 売るときには効いてくる条件です。土地の値段を自分で調べる方法は世田谷の土地はいくらかにまとめました。
正直に申し上げると
- 都心への直通はありません。 三軒茶屋・山下・下高井戸のどこかで必ず乗り換えが入ります
- 2両編成のため、朝の時間帯は混みます
- 道が狭い区画が多く、駐車場を借りにくい場所があります
- 宮の坂と豪徳寺の周りには起伏があります。駅からの経路は歩いて確かめてください
まとめ
世田谷線は、駅を選ぶ沿線ではなく一帯で選ぶ沿線です。10駅を一度歩いてみると、家賃と暮らしの釣り合う場所が見つかります。
この沿線で部屋をお探しの方は賃貸・お部屋探し、土地や家の売却をお考えの方は不動産売却・査定からご相談ください。店舗は宮の坂駅から歩ける宮坂です。
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