二子玉川・用賀・桜新町で暮らす。多摩川と砧公園のそばを選ぶ前に
商業施設と多摩川が揃う二子玉川、砧公園へ歩ける用賀、サザエさんの桜新町。世田谷区でも人気の高い田園都市線の南側を、坂と自転車、朝の混雑、そして多摩川の浸水想定まで含めて、住む側の目線で整理しました。
株式会社BATONは世田谷区宮坂に店舗を構えています。田園都市線の南側は、ご売却でも賃貸でも、私たちがよくご案内する地域です。
二子玉川・用賀・桜新町は、世田谷区の中でも人気の高い一帯です。ただ、この3つの駅は性格がかなり違います。「田園都市線沿い」でひとくくりにして探すと、噛み合わないことがあります。
二子玉川
買い物と自然が、同じ駅にある
二子玉川駅は東急田園都市線と大井町線が乗り入れます。渋谷まで数分、半蔵門線直通で大手町方面まで乗り換えなしです。
駅の周辺には玉川高島屋ショッピングセンターと二子玉川ライズが並び、この駅だけで買い物が完結します。 映画館も入っているので、休日にわざわざ都心へ出る必要がありません。
そして駅の反対側には多摩川があります。河川敷は広く、ランニング、サイクリング、犬の散歩、子どもの水遊び。「大型商業施設と川が徒歩圏に両方ある」駅は、23区でもそう多くありません。
正直に申し上げると
二子玉川を検討される方には、必ずハザードマップをご覧いただいています。
多摩川沿いには浸水想定区域が定められている場所があります。世田谷区は洪水と内水のハザードマップを公表しており、住所を入れて確認できます。同じ「二子玉川」でも、川に近い低地と、上がったところとでは想定がまったく違います。
これは二子玉川に限った話ではありませんし、過度に不安を持つ必要もありません。 ただ、知ったうえで選ぶことと、知らずに選ぶことは違います。 内見の前に一度ご覧ください。
家賃・価格は区内でも高い水準です。
用賀
二子玉川の隣で、性格はぐっと落ち着きます。この駅の価値は砧公園だと思います。
用賀駅から**用賀プロムナード(いらか道)**という遊歩道が整備されていて、これをたどると砧公園と世田谷美術館へ着きます。石畳と水路のある道で、散歩そのものが目的になる道です。
生活は駅前で揃い、二子玉川へは電車で一駅。**「二子玉川の便利さは使いたいが、あの人出の中に住みたくはない」**という方に噛み合う街です。
なお用賀は環状八号線と東名高速道路の東京インターチェンジが近く、車を使う方には出やすい立地です。裏返せば、幹線道路沿いは音と空気の面で確認が要ります。
桜新町
サザエさんの街として知られます。長谷川町子美術館・記念館があり、駅前の通りは「サザエさん通り」と呼ばれています。街灯や像に登場人物がいて、地域の行事も続いています。
住宅地としては、深沢・新町にかけて落ち着いた戸建てのエリアが広がります。区内でも人気の高い住宅地で、ファミリー層に選ばれる街です。渋谷まで直通で、駅前の商店街が生きている、というバランスの良さがあります。
桜新町から駒沢オリンピック公園までは、歩いていける距離です。南に砧公園、北東に駒沢公園という位置関係で、大きな緑が両側にあります。区内で子育て世帯に選ばれ続けているのは、この配置によるところが大きいと思います。
3つの駅に共通する、現実的な話
朝の混雑
田園都市線の朝のラッシュは、区内で随一です。ここは正直にお伝えしています。二子玉川から渋谷へ向かう時間帯は、体感としてかなり厳しい時間があります。
検討中に一度、実際の通勤時間帯に乗ってみてください。 帰りの空いた電車で判断すると、住んでから毎日効いてきます。
坂と自転車
このあたりは国分寺崖線に沿って高低差があります。上野毛・瀬田・岡本のあたりは坂が急で、地図の徒歩10分と、坂を上る徒歩10分は別物です。
電動アシスト自転車があるかどうかで生活が変わる地域なので、駐輪場の有無と台数は物件選びの条件に入れてください。
南北の移動
区内の路線は東西に走っています。南北はバスか自転車です。用賀・二子玉川からは千歳船橋・成城方面へバス路線がありますが、時間は読みにくくなります(世田谷区のどこに住むか)。
売る・買うときに見ておくこと
この一帯は世田谷区内でも土地の評価が高い地域です。そのぶん、同じ町名でも道路付けと高低差で価格が大きく動きます。擁壁のある敷地では、その状態と、建て替えのときの費用も見ておく必要があります。
価格の調べ方は世田谷の土地はいくらかに、費用の内訳は売却にかかる費用にまとめています。
実際に見に行かれるときは内見のチェックリストをどうぞ。天気のいい日の昼だけでなく、雨の日と、通勤時間帯に一度歩いてみてください。
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