世田谷の物件を内見するときのチェックリスト。写真では分からない点
内見は1部屋15分ほど。その場の印象だけで決めると、住んでから気づくことが必ず出ます。世田谷で見ておきたい室内・共用部・周辺の確認項目と、担当者に聞くとよい質問をまとめました。

内見の時間は、たいてい1部屋15分ほどです。その場で「なんとなく良い」と感じて終わると、入居してから気づくことが必ず出ます。 世田谷でご案内していて、あとから「聞いておけばよかった」と言われることの多い順に、確認すべき点をまとめました。
持っていくもの
手ぶらで行くと、ほぼ何も測れません。次の4つだけで十分です。
- メジャー(5m以上)……冷蔵庫置き場、洗濯機置き場、窓の幅
- スマートフォン……写真、方位、電波の確認
- 今の家具の寸法をメモしたもの……冷蔵庫・洗濯機・ベッド・机
- 間取り図……気づいたことを直接書き込む
写真は部屋ごとに、入口から一枚ずつ撮ってください。あとで複数の物件を比べるとき、記憶はほとんど当てになりません。
部屋の中で見るところ
- 洗濯機置き場の内寸と、蛇口の高さ。 ドラム式が入らない、防水パンに収まらないは非常に多い失敗です
- 冷蔵庫置き場の幅と、扉の開く向き
- コンセントの位置と数。 テレビ・ベッド・机の場所が決まります
- 扉と扉、扉と家具がぶつからないか。 開き戸の可動範囲を実際に開けて確かめる
- 収納の奥行き。 布団が入るか、スーツが吊れるか
- 窓の向きと、隣の建物との距離。 「南向き」でも目の前に建物があれば光は入りません
- 水回り。 水を出して水圧を見る、排水の流れとにおいを見る、換気扇を回す
- エアコンの製造年。 室内機の側面か前面のシールに書いてあります。10年以上前のものは効きが落ちています
- 携帯の電波。 部屋の奥や浴室で圏外にならないか
- 床のきしみと、建具の建て付け。 建物の傷み具合が出ます
共用部は、住民の質がそのまま出ます
部屋よりも共用部を見てください。 ここは入居後に自分では変えられません。
- ゴミ置き場。 分別が守られているか、ネットがかけられているか
- 集合ポスト。 チラシが溢れたままの部屋がいくつあるか
- 駐輪場。 自転車が倒れたまま、放置自転車が多くないか
- 廊下と階段。 電球が切れていないか、私物が置かれていないか
チラシが溢れ、ゴミが散らかっている建物は、管理が行き届いていません。 防犯上も狙われやすくなります(防犯性の見方はこちら)。
世田谷では、外に出て確かめてほしいこと
区内は坂と細い道が多く、徒歩分数と体感が合わないことがよくあります。 部屋を見たら、必ず外を歩いてください。
- 駅から物件までを実際に歩く。 上り坂か下り坂か。帰り道が上りだと、毎日効いてきます
- 踏切。 京王線や小田急線の一部区間では、時間帯によって待ち時間がかなり変わります
- 夜の明るさ。 街灯の間隔、人通り。内見は昼でも、一度は夜に同じ道を歩く
- ゴミ集積所の場所と、出せる曜日・時間
- 坂の下は雨に注意。 世田谷区が公開している水害ハザードマップで、その場所の想定を確認できます
- スーパーの閉店時間。 仕事の帰りに間に合うか
設備は、カタログではなく現物を見る
図面には型番も年式も載っていません。その場で確かめられるものは、その場で確かめてください。
- エアコン:部屋の広さに合った能力か。製造年は本体の側面か内部のシールに書いてあります。 10年を超えていれば、入居後に交換になる可能性を見ておく
- 給湯器:追い焚きの有無と、冬場の湯量。設備は貸主のものなので故障時の交換は原則として貸主負担ですが、対応の速さは管理会社によります
- インターネット:建物に何が引かれているか。「対応」と「無料で使える」は別です。工事が要る場合の期間も聞いておく
- コンセントの位置と数:家具の配置は、ここで決まります
- 携帯の電波:各部屋で実際に見る。角部屋や1階で入らないことがあります
収納も、扉を開けて奥行きと高さを測ってください。数が多くても、形が合わなければ入りません。
担当者に聞くとよい質問
言いにくいことほど、聞く価値があります。
- 「前の入居者はなぜ退去されたのですか」
- 「この建物で、騒音の申し出は出ていますか」
- 「退去時の負担はどう決まっていますか」(ハウスクリーニング代の特約の有無と金額)
- 「この物件のデメリットを教えてください」
答えられない、はぐらかす、良い話しか出てこない——そのときは、判断材料が足りていません(不動産会社の見極め方)。
「写真と違う」はなぜ起きるのか
「ホームページに載っていた設備が無い」「日当たりが思ったより悪い」「収納が狭い」。内見でよくある食い違いです。
多くは悪意ではなく、募集図面が前回の募集時のままだったり、広角レンズで撮った写真だったりすることが理由です。とくに築年数の古い物件では、設備が入れ替わっていることがあります。
だからこそ、気になった点はその場で必ず確認してください。 「これは今もありますか」と聞くだけで、たいていはっきりします。
内見できないまま決めるとき
1〜3月の繁忙期は、まだ人が住んでいて中を見られない物件が多くあります。空くのを待つと、先に申し込んだ人で決まってしまいます。
そのときは、外側から材料を集めます。
- 同じ建物の別の部屋の過去の募集写真を見せてもらう
- 共用部と周辺は、今日でも確認できます
- 「先行申込をして、内見して合わなければキャンセル」ができるか、先に可否を確認しておく
詳しくは繁忙期のお部屋探しの注意点にまとめました。
一緒に見に行きます
BATONの代表は世田谷在住30年です。図面と写真では分からない点を、その場でお伝えします。遠方の方やお時間の取れない方には、WEB内覧にも対応しています。
お部屋探しのご相談は、候補が決まる前の段階からで構いません。
この記事は株式会社BATONが作成しています。個別のご事情については、お問い合わせフォームまたはLINEからお気軽にご相談ください。

