世田谷で家を買うときの諸費用。物件価格のほかに、いくら用意すればよいのか
家を買うときは、物件価格のほかに諸費用がかかります。中古でおおむね価格の6〜9%、新築の建売で5〜7%が目安です。仲介手数料・登記・税金・ローンの費用を、いつ、何に払うのか順番に並べました。
家を買うとき、物件価格だけを見て予算を組むと、契約の直前で手元のお金が足りなくなります。物件価格のほかに、諸費用が中古でおおむね6〜9%、新築の建売で5〜7%かかります。 6,000万円の中古戸建てなら、400万〜500万円ほどです。
株式会社BATONは世田谷区宮坂で売買のご相談を受けてきました。ここでは、諸費用を「いつ払うか」の順に並べます。
契約のときに払うもの
手付金
売買契約の日に売主へ払います。物件価格の5〜10%が多く、6,000万円なら300万〜600万円です。手付金は最終的に代金の一部になりますが、契約の日には現金で用意する必要があります。 住宅ローンは引き渡しの日まで出ないので、ここは自己資金で払うことになります。
印紙税
売買契約書には印紙を貼ります。契約金額が1,000万円超5,000万円以下なら1万円、5,000万円超1億円以下なら3万円です(租税特別措置法による軽減後の額。2027年3月31日までに作成される契約書が対象)。
仲介手数料の半分
仲介会社を通して買う場合、上限は「物件価格の3%+6万円」に消費税を加えた額です(宅建業法46条・報酬告示)。6,000万円なら198万円です。契約時に半分、引き渡し時に残りの半分を払う形が多くなっています。売主から直接買う新築では、仲介手数料はかかりません。
引き渡しの日に払うもの
登記の費用
買った家を自分の名義にする登記(所有権移転登記)と、ローンを組む場合の抵当権設定登記には、登録免許税がかかります。
- 建物の所有権移転:固定資産税評価額の2%。一定の要件を満たす住宅は0.3%
- 土地の所有権移転:評価額の2%。軽減措置で1.5%
- 抵当権設定:借入額の0.4%。一定の要件を満たす住宅は0.1%
ここに司法書士の報酬が加わります。合わせて30万〜50万円ほどを見ておくと安心です。
ローンの費用
金融機関の事務手数料と保証料は、金融機関によって形がまったく違います。 借入額の2.2%を手数料として払うところもあれば、手数料を3万〜5万円に抑え、保証料を金利に上乗せするところもあります。比べるときは金利だけでなく、この2つを足した総額で見てください(住宅ローン選びで重要なこと)。
金銭消費貸借契約書にも印紙が要ります。電子契約なら不要です。
固定資産税の精算
その年の固定資産税・都市計画税は、1月1日の所有者に1年分かかります。引き渡しの日から年末までの分を、日割りで売主に払うのが慣行です。
火災保険
ローンを組む場合、多くの金融機関で加入が条件になります。地震保険は任意ですが、世田谷は木造の住宅が密集する地域もあるので、付けるかどうかは区のハザードマップを見て決めてください(世田谷のハザードマップの読み方)。
引き渡しの後に届くもの
不動産取得税は、引き渡しから数か月後に通知が届きます。 東京23区では都税事務所から来ます。本則は4%ですが、住宅と土地は3%に下がり、さらに一定の要件を満たす住宅は控除があります。中古住宅の控除額は、建物が新築された時期で決まります。
申告をしないと軽減が受けられないことがあるので、通知が来たら中身を確かめてください。買った後に毎年かかる税金や管理費は買ってから続く費用にまとめました。
世田谷で見落としやすいもの
世田谷の中古戸建ては、境界が確定していない土地が少なくありません。測量の費用を誰が持つかは、契約の条件で決まります。 売主が持つのが一般的ですが、価格の交渉と引き換えに買主が持つこともあります(境界と測量でつまずかないために)。
古い家を買って建て替えるなら、解体費が加わります。木造2階建てでも、道が狭く重機が入らない場所では手作業が増え、相場より高くなります。
正直に申し上げると
- 諸費用を住宅ローンに含められる金融機関もあります。ただし借入額が物件価格を超えると、審査が厳しくなり、金利も上がることがあります
- 「諸費用込み」と書かれた新築の広告は、何が含まれているかが会社ごとに違います。見積書の内訳を出してもらってください
- ここに書いた税率と軽減措置は、期限付きのものがあります。契約の年に延長されているか、税務署または税理士に確かめてください
まとめ
物件価格の6〜9%を諸費用として別に置き、そのうち手付金だけは契約の日に現金で要る。これを先に決めておくと、物件を見る段階で迷いが減ります。 親からの援助を受ける場合は、贈与税の特例の要件もあわせて確かめてください(住宅取得資金の贈与)。
具体的な物件で諸費用の見積が欲しい方は、物件のURLをお送りください(不動産購入・物件探し)。個別の税額は、税理士・司法書士にご確認ください。
この記事は株式会社BATONが作成しています。個別のご事情については、お問い合わせフォームまたはLINEからお気軽にご相談ください。