世田谷で家を買ってから続く費用。税・管理費・積立金・修繕の備え
住宅ローンの返済額だけで家計を組むと足りません。23区の固定資産税は東京都が課税し、マンションは管理費と修繕積立金が上がっていきます。買う前に見込んでおく費用を、戸建てとマンションに分けて整理しました。
家を買うときの資金計画で抜けやすいのは、買った後に毎年かかるお金です。住宅ローンの返済額だけで家計を組むと、数年後に足りなくなります。戸建てとマンションで中身が違うので、分けて整理します。
株式会社BATONは世田谷区宮坂で売買のご相談を受けてきました。ご相談のときに資金計画へ必ず入れている項目です。
買うときにかかる費用は、物件価格の6〜9%が目安
まず入口の費用です。物件価格のほかに次のものがかかります。
- 仲介手数料。 法定の上限は、売買価格が400万円を超える部分について3%+6万円+消費税(宅地建物取引業法46条と報酬告示の速算式)
- 印紙税、登記費用(登録免許税と司法書士の報酬)
- 不動産取得税
- 住宅ローンの事務手数料・保証料、火災保険料
- 固定資産税の精算(売主が払った分を、引き渡し日から日割りで負担します)
手元の現金がどこまで減るかを先に出してください。 諸費用までローンに入れると、月々の返済が上がります。
毎年かかるのは、固定資産税と都市計画税
ここで世田谷の方が戸惑うのが窓口です。23区内の固定資産税と都市計画税は、東京都が課税します(都税事務所)。区役所ではありません。納税通知書は毎年 6 月ごろに届きます。
- 税額は固定資産税評価額から計算します。売買価格ではありません
- 住宅用地には税額を軽くする特例があります。空き家にして住宅を取り壊すとこの特例が外れます(空き家になったら)
- 新築には一定期間、税額を軽くする期限つきの特例があります。年度で変わるので、都税事務所のページで確かめてください
マンションで続く費用
- 管理費。 日常の管理に使います
- 修繕積立金。 大規模修繕に備えます。築年とともに上がるのが普通で、長期修繕計画に改定の予定が書かれています
- 駐車場・駐輪場の使用料
買う前に見るのは、いまの金額ではなく計画に書かれた改定の予定です。国土交通省が専有面積あたりの目安を示しているので、極端に安い積立金は「あとで上がる」か「修繕できない」のどちらかだと考えてください(中古マンションを買うなら管理を見る)。
戸建てで続く費用
マンションのように毎月引かれないかわりに、自分で積み立てる必要があります。
- 屋根と外壁の塗り替え。10〜15年に一度が目安です
- 給湯器の交換。10年を超えたら見込んでおきます
- シロアリの点検、庭木の手入れ
- 水回りの設備(キッチン・浴室・トイレ)の交換
毎月いくらか決めて別口座に移すのが確実です。 マンションの修繕積立金と同じことを、自分でやると考えてください。
住宅ローン控除が終わる年も、計画に入れる
住宅ローン控除は期間が決まっています。終わった翌年から、手取りが実質的に減ります。 返済額は変わらないのに家計が苦しくなった、というご相談はここから始まります。
控除の期間と額は入居した年の要件によります。借入のときに何年後に終わるかを書き留めて、その年に子どもの進学などが重ならないかを見てください。繰り上げ返済をするなら、控除が終わったあとに回すほうが有利になる場合があります。要件は年で変わるので、国税庁のページで確かめてください。
火災保険と地震保険
火災保険は住宅ローンを組むときにほぼ必須です。地震保険は任意ですが、火災保険だけでは地震による損害は出ません。
世田谷は多摩川・野川・仙川の沿いに浸水想定の区域があります。水災を補償に入れるかは、ハザードマップを見てから決めてください(世田谷のハザードマップの読み方)。
正直に申し上げると
- 「賃貸より安くなる」とは申し上げられません。 修繕と税は家主ではなく自分が負います。借りるか買うかの比べ方は賃貸 vs 購入をご覧ください
- 修繕積立金が安い中古マンションは、買った後に値上げの議案が出ることがあります
- 固定資産税は 3 年ごとに評価が見直されます。買ったときの額が続くわけではありません
- 税額や特例の要件は年度で変わります。最終的な判断は税理士か都税事務所にご確認ください
まとめ
毎月の返済額に、税・管理費・積立金・自分で積む修繕費を足した額が、本当の住居費です。ご相談のときにFPが資金計画をお作りしますので、この形で並べてご覧いただけます(不動産購入・物件探し)。
ローンの手続きの順番は住宅ローンは事前審査からにまとめました。
この記事は株式会社BATONが作成しています。個別のご事情については、お問い合わせフォームまたはLINEからお気軽にご相談ください。