株式会社BATON
賃貸・お部屋探し読了目安 約4

世田谷でペット可の部屋を探す。契約前に確かめる頭数・種類・退去時の負担

「ペット可」と「ペット相談可」は違います。頭数と種類の制限、敷金の上乗せ、退去時にどこまで負担するのか。契約書ではなく使用細則に書かれていることも多く、後から知って困る点を、世田谷で部屋を探す前提でまとめました。

世田谷は、犬と暮らす方の多い区です。砧公園、駒沢オリンピック公園、羽根木公園、多摩川の河川敷と、散歩に使える場所が揃っています。動物病院も多く、住む環境としては選ばれやすい地域だと思います。

一方で、ペットと一緒に借りられる部屋は、いつでも十分にあるわけではありません。 数が限られるぶん、条件を細かく見ずに決めてしまい、あとで困る、ということが起きます。

ここでは、契約の前に確かめておきたいことを整理します。

「ペット可」と「ペット相談可」は違います

募集図面の表記でまず分かれます。

  • ペット可:あらかじめペットを飼うことを想定した建物。使用細則が整っていることが多い
  • ペット相談可貸主の承諾が要るという意味。種類や頭数によっては断られます

「相談可」の部屋を、飼えると決めつけて申し込まないこと。 審査の段階で条件が合わず、振り出しに戻ることがあります。申し込みの前に、飼っている動物の種類・大きさ・頭数を伝えて、承諾が得られるかを確かめてください。

条件は、契約書ではなく「使用細則」に書かれています

ここが見落とされがちなところです。細かい決まりは、賃貸借契約書ではなく使用細則やペット飼育規則という別紙にあることが多く、契約のときに一緒に渡されます。

確かめておきたいのは次の点です。

  • 頭数(1匹までか、2匹まで許されるか)
  • 種類と大きさ(小型犬のみ、体重・体高の上限、猫は不可、多頭飼い不可など)
  • 共用部での扱い(廊下やエレベーターでは抱きかかえる、ケージに入れる)
  • 飼育の届出(誓約書の提出、ワクチン接種証明の提示)
  • 鳴き声・臭気についての決まり

猫が不可の「ペット可」物件は珍しくありません。 爪とぎによる損耗と臭気が理由とされることが多く、犬は可でも猫は不可、という建物があります。

お金の面で、どこが変わるか

敷金の上乗せ

ペット可の部屋では、敷金が1か月分ほど上乗せされることが一般的です。退去時の修繕に備えたもので、契約書に「敷金2か月(うち1か月はペット飼育に伴う増額分)」のように書かれます。

「償却」「敷引き」の有無

上乗せ分について、「退去時に返還しない」と定められていることがあります。返らないお金であれば、実質的には礼金と同じです。返還されるのか、されないのかを、契約前に必ず確認してください。

家賃

同条件の部屋より、やや高いことがあります。数が少ないぶん、選択肢との兼ね合いになります。

退去のとき、どこまで負担するのか

ここがいちばん金額の動くところです。

通常の使用による損耗と経年変化は、原則として借りた側の負担にはなりません(民法621条かっこ書、2020年4月1日施行)。ただし国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、ペットによる傷やにおいは「通常の使用」にはあたらないとして、借主の負担とされる例が挙げられています。

具体的には、次のようなものが借主負担になりやすいところです。

  • 柱・建具・床の引っかき傷
  • クロスの破れ、爪とぎの跡
  • 室内に染みついたにおい(消臭施工やクロス全面の張替えになることがあります)

「においは目に見えないので分からない」は通りません。 退去の立会いで指摘され、想定より大きな金額になることがあります。原状回復の考え方そのものは退去時の原状回復にまとめました。

対策としては、入居の時点で傷みやすい場所に保護材を貼っておくこと、こまめに換気すること。取り外せる形で施しておけば、退去のときに元へ戻せます。

内見のときに見ておくこと

  • 共用部の様子:ほかの入居者もペットと暮らしているか。掲示板に注意書きが貼られていないか
  • 床材:フローリングか、傷に強い床材か
  • 鳴き声の伝わり方:隣戸との壁、上下階の構造。木造か鉄筋コンクリートか
  • 近くの動物病院と、夜間の診療先
  • 散歩の経路:坂の勾配、街灯の間隔、夏場のアスファルト

とくに鳴き声は、ペット可の建物でもトラブルになります。 「ペット可だから何をしてもよい」ではなく、飼っている人が集まるぶん、決まりが細かいと考えたほうが実際に近いです。

内見全般の見方は内見のチェックリスト、初期費用の内訳は初期費用と仲介手数料にまとめています。

BATONは世田谷で30年、この区の賃貸を見てきました。条件が合う部屋は多くありません。 探しはじめの段階でご相談いただければ、出たときにお伝えできます。

この記事は株式会社BATONが作成しています。個別のご事情については、お問い合わせフォームまたはLINEからお気軽にご相談ください。

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